元教員ということもあり、教育の分野で主に仕事をしてきました。
学校の教員として9年、学習塾の塾長として4年間仕事をしてきました。
自身の子どもも2名おり、さらに障害を抱えた方の支援施設や学校に行けなくなってしまった生徒さんのための適用施設での勤務も経験しました。
人と関わることが苦手な私が日本での教育において何を大切にしているかお伝えしていきたいと思います。
中学校前半 会社に類似した組織体制を学ぶ期間
中学校生活は新たなスタートです。
このスタートは社会に出て、仕事を始めることに類似しています。
制服という決まった同じ服
さらに、
勉強中心にカリキュラムが細かく決められ、
その教科ごとに専門の先生が教科指導にあたり
さらに、委員会組織、生徒会組織など
会社に類似した役割が与えられています。
1つ目のポイント 環境への適応力
まずこの中学校生活でポイントとなる1つめは環境に適合できるかどうかです。
仕事でもそうですが、
最初に、まずそこのルールを覚える、守るという馴染むことが大切です。
自分のやり方、自分の考え方を初めから主張しすぎると集団や組織の協調性が崩れます。
これではより良い環境がスタートしたとは言えません。
その環境に自分を溶け込ませることができるかが大事です。
小学校からの積み重ねもありますが、本人の心づもりも大切になります。
2つ目のポイント 居場所づくり
2つ目は居場所です。
最も学校で不登校になる可能性が高いのがこの中学校前半です。
先ほどもお伝えしたように、
社会に出て仕事を始めることに近く、さらに自分が選んだ道ではなく、自動的に行かなければならない環境などでフィットするかは未知数です。
学力の高い学校かもしれない。
いじめがあった学校かもしれない。
荒れている学校かもしれない。
校則が厳しい学校かもしれない。
入ってみないとわからないのが現状です。
そのとき
やはり大切なポイントは、居場所を見つけることです。
小学校までで習い事など自分の活躍できる場所、居場所が見つかっていれば、
そこには仲間がいて、落ち着ける場所があるでしょう。
さらに、家庭の中で子供をフォローする体制、話を聞いてあげる体制があれば、
学校で嫌なことがあっても家で不満を吐き出すことができます。
この居場所がないと、やはりその居場所をみつけに学校や家庭の外つまりはSNSなど
全然関係のない場所へ出入りすることになり、トラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
3つ目のポイント 数学と英語の学習
3つ目は、学習面で数学と英語です。
この二つは、大学受験まで6年間分直結した学習カリキュラムがあります。
公立中学校であればその3年間分を担当する感じで高校に入って残りの半分となります。
中高一貫の場合には、一気にその6年間の数学と英語のカリキュラムを進めていきます。
よって、中学校前半では英語、数学の検定を学年よりも早く進められるように学習を進めてみることをおすすめします。
まとめ
まとめると、中学校前半では、環境の適合そして居場所
そして、学習面は大学受験を見据えた数学と英語となります。