元教員ということもあり、教育の分野で主に仕事をしてきました。
学校の教員として9年、学習塾の塾長として4年間仕事をしてきました。
自身の子どもも2名おり、さらに障害を抱えた方の支援施設や学校に行けなくなってしまった生徒さんのための適用施設での勤務も経験しました。
人と関わることが苦手な私が日本での教育において何を大切にしているかお伝えしていきたいと思います。
小学校前半 5つの大切なこと
小学校の前半1年生2年生3年生。
ここで大切な親として教えておくべき大切なことは5つあります。
基礎学習の反復
1つ目は学習 基礎の反復です。
まず小学校に上がると文字の読み書きを教わります。
そして音読も教わります。
また算数では計算問題をたくさん教えてもらえます。
この基礎となる学習、保育園ないし幼稚園のタイミングでやっておいた方が良いとお伝えしましたが、それを発揮するのがこの小学校1年生の学習です。
2年生3年生でも掛け算または単位そういった生活の中に密着している知識を学校で学びます。
これを漏らさず繰り返し反復することが大事です。
子供が「簡単すぎる」と言うならば丁寧にやれているか、ミスなくやれているか、そこまで教え込みます。
作り出す経験
2つ目はこの時期、図工美術生活などで絵を書いたり粘土で作ったりなぞなぞを考えたり作り出す事が多い時期です。
中学校になるとこれらの作り出すことは人によって得意、不得意に分かれていきます。
しかし小学校前半はまだ経験が浅いのでこの能力は横一線です。
作り出す経験を止めないということが大事です。
自宅でも折り紙または自由帳に絵を描く何かを想像し作ることもちろんコピーから始めても構いません。
これを止めずに伸ばすことで学習以外の特技を身につけることができます。
家事手伝いを普通のことと教え込む
3つ目は家事手伝いです。
大切なポイントの中に自立させることの中でもお話ししましたが、家族と言う組織の中で協力して生活をしています。
その中で食事、洗濯、掃除などたくさんの仕事があります。
日本の学校では毎日子どもたち自身が掃除をやります。
それとかけて家庭でもお休みの日にお掃除をすることを役割として持たせるチャンスがこの前半にあります。
中学生になってから突然「掃除しろ」と言っても経験が浅いとやはりなかなか受け入れてくれません。
小学校のこの最初の時期が教え込むチャンスです。
習い事は家庭・学校以外のもう一つのコミュニティ
4つ目は習い事です。
親がやらせたい習い事いろいろあると思います。
その中で体験または家族でそれらをやってみて、本人が楽しく続けられるものを見つけて続けてください。
数多くの習い事をやらせるご家庭もあるかもしれませんが、1つでも本人が喜んで続けられる習い事が見つかればこれは素晴らしいことだと思います。
習い事はなるべく一つに絞り込むことで深みが増します。
チャレンジ・失敗・改善・経験
5つ目は経験を稼ぐです。
この時期何かにチャレンジして失敗しても社会は怒りません。
大人になり普段の生活や仕事で失敗をすると責められる風習は今の日本ではまだ残っています。
小学校のこの時期は挑戦してもまた失敗したらやり直せば良いと言う考えを日本人は持っています。
また親が子供を外に連れ出しやすいタイミングでもあります。
様々な場所に出かけたり、キャンプに挑戦したり、動物にたくさん触れ合ったり、下の子がいたら一緒に初めてのお使いをしてみてもいいかもしれません。
お兄ちゃんお姉ちゃんになるそういった責任を負うことを学ぶことは大変価値があります。
この時期にとにかく様々なことにチャレンジして経験を稼ぐことで、いずれ歳を重ねていったときに何事にもすんなりと挑戦しやすくなります。
この時期に経験値が低い子は先に進んでも引っ込み思案に育ちます。
まとめ
以上5つ、学習は基礎の反復、作り出す事は辞めない、家事手伝い、楽しんで続けられる習い事、経験値を稼ぐをポイントとしています。